Tシャツそしてスウェットシャツというものは、最も万能で、人々に愛され続けているガーメントのトップに間違いない。歴史を遡れば、Tシャツの起源は19世紀後半にあり、工業労働者やミリタリー、また、暑い気候下での重労働に適したアイテムを必要とした人々の間でインナーとしてその役割を果たしていた。
一方、スウェットシャツのルーツはといえば、ご存知の通りスポーツの世界。やはり重要な役割を持ちしっかりと定着していた。最初の登場は1922年、ひらめきvs汗の物語から始まる。アラバマ大学のアメリカンフットボール選手であったベニー・ラッセル。彼と彼のチームメイト達がその夏中使っていたのは、むずがゆい着心地で乾くのが遅く、縮みやすいウールのジャージだった。そんなジャージに嫌気がさしていた彼は、アレクサンダーシティでアンダーガーメントを製造していた父親に、それに変わる機能的で着心地の良い服を作ってくれないかと頼んだのだった。
様々なインスピレーションの中でも、とりわけ1940年代から1950年代初頭のデザインを取り入れ、Doozyはものづくりが最高に熱かった時代を懐古させる。スウェットシャツがファッションの世界を一歩前進させ始めたばかりの時代、そして、ほとんどインナーとしてしか使われていなかったTシャツをほんの少し覗かせることが反抗のシンボルとされた時代を。
歴史の重さやノスタルジアの心があっけなく色褪せてしまう今の世の中で私たちが追い求めるものは、新しきを否定することなく本来の姿を大切にしながら、古きアイデアに新たな命を吹き込むこと。Doozyの時代を超えたクラシックな装いはそこから生まれる。
お決まりの質問・・・と言いたいところだが、このフレーズがこんなにも響く時代がこれまであっただろうか。
Doozyにとっては極小さなディテールがとても重要であり、それは製品全体のスタイルや機能に大きく影響を与える。だから、使う生地にも深くこだわる。どのような方法で織られているのか。誰がそれを作っているのか。日本の職人達との共同作業により生み出されるDoozyの生地やフィット感を手にした時、その「つくり」の違いや製作に注がれた愛情の深さを感じてもらえることだろう。
私たちが望むのは、着る人々のヒューマンコンディションを向上させ、お互いを引き合わせることで、ファッションを通して繋がる豊かなコミュニティを創り出すこと。仲間達が心から楽しみ、誇りをもってサポートしたくなる美しいルックスと優しいフィーリングを持つガーメント。Doozyはそんな製品で人々を繋げていく。
Dreamers can be doers - 夢見る者は行動者にもなれる。「いいもの」を広めていこう!