満を持してついに完成!お待たせしただけの価値ありです。十月十日の情熱の結晶:Doozy Inc.の ’Crewhand Classic’、そして’Crewhand Kids’。 100%オーガニックコットン、ループウィール フレンチテリーのスウェットシャツです。
何よりもまず、製作の各段階でシャツ一枚一枚に愛情を込め細心の注意を払ってくれた多くの仲間達に、心からありがとう。
さて・・・どこから始めましょうか?吊り編み機(ループウィール)の歴史についてちょっとしたレッスンはどうですか?
吊り編み機はもともと1926年に特許が取得され、30年代後半にはほとんどのスウェットシャツ生地がこの機械で製造されていました。しかしそのわずか25年後、産業のあらゆる分野でみられた大量生産への動きから、吊り編み機と比べて10倍以上の早さで生地を製造することができたシンカー編み機にその座を取って代わられてしまいます。ゆっくりと少しずつ出来上がっていく生地のさなぎの中から1000本の歯を持ついもむしが顔を出す様子、想像できますか?メカニカルでH.R.ギーガー(映画『エイリアン』のクリーチャーデザイナー)を彷彿とさせるようなマシン・・・それがGuiseppe Negra(ジュゼッペ・ネグラ)の吊り編み機。Doozy Inc.が 'Crewhand' の生地の製作に使用する編み機とまったく同じものです。
私たちの知る限り、この吊り編み機は今では世界でたった200台しか存在しません。そして実際に使用している工場は7つだけ。(Doozyと同様に吊り編み機の保全に取り組む一握りの企業、そしてこの機械を動かし続けるために必要な技術者とそのスキルを讃えます!)Doozy Inc.ではGOTS/USDA認証オーガニックコットン100%の糸を和歌山県に3つある小さな工場のうちの1つに託します。そこでは私たちの厳しい基準を満たすループウィール テリーが 'Crewhand' のために特別に作られます。作り置きはしません。素晴らしくきめ細かくむらがない、驚くほどの耐久性をもちながら洗うたびにやわらかさを増していく、そんな生地を作ってくれています。
パターンや試作品段階で数々の微調整を加えながら、丸胴タイプではなくあえて縫い目のあるボディに辿り着きました。そうすることでDoozyのフィット感の高いスタイリングにマッチし、現代的でありながらも40、50、60年代のオーセンティックなスウェットにしっかりと根ざした、美しい仕立てのハンドカットガーメントを作りだすことができます。ボックスカットのスウェットと比べてさらなる動きやすさを追求し、Boys'にはセットインスリーブとぴったりとした首回り、Mens'にはラグランスリーブとよりゆったりした首周りを採用。衿もとにはクラシックなV字のガゼット(汗止め)を前後に加えました。既に補強されている衿ぐりですが、このガゼットがさらに伸びを防ぎ、汗を吸い取ります(それでこそスウェットシャツ!)。
究極にやわらかな生地を使用し、スポーツウェアのスタイリングと伝統に細部にわたって誠実に、忠実に。一枚一枚のスウェットシャツにスキルの高いたくさんの職人さんと技術者のみなさんの手が掛けられます。一度は忘れ去られた70年以上前のマシンによってありえないほど手間をかけて生み出された生地を使い、手作業で形づくる。それはそれは特別な逸品です。Doozyができるまで−詳しくはこちら
'Suzie Q' t-shirt
1952年9月23日、フィラデルフィア州ミュニシパル・スタジアム。プロボクシング史上最も有名なワンパンチは13ラウンドに放たれました。スコアカードは8-4、7-5、7-4でジャージー・ジョー・ウォルコットが圧倒的にリードする中、ロッキー・マルシアノの強烈な右フック「Suzie Q(スージーQ)」がチャンピオンをマットに沈めたのです。新しいヘビー級王者が誕生した瞬間でした。
ロッキーはこのワンパンチを当時流行していたポピュラーなダンスムーブになぞらえて「Suzie Q」と名付けました。1963年12月号の「Boxing Illustrated」では特集記事が組まれ、歴史に残るこのパンチは詳細に渡り分析されます:「マルシアノのノックアウトパンチは徹甲弾をも超える爆発的な破壊力を持っていた。それは約500kgをその場で地面から30cm持ち上げるのに必要とされる程のエネルギーである」。
Doozy Inc.が敬意を表したいのは、そんなロッキーが着ていたスポンサーシャツとその裏側にあるレジェンド。昨今ではどんなトップアスリートにも数百万ドルという製品広告やスポンサーシップ契約が付いてまわるようですね。しかしボクシング世界ヘビー級史上唯一の全勝無敗チャンピオンながらにして非常に謙虚だった彼のスポンサーは、地元マサチューセッツの小さな乳製品メーカーに過ぎませんでした!
‘One Fifty’と同様、極贅沢な60/2のオーガニックコットンを使用しています。水性ベースの’イン-ファブリック’プリントはくっきりとしたラインを描き、表面に留まらないのでコットンの質感を変えてしまうこともありません。我がチャンピオンのようなしっかりとした変わらない色合いをお楽しみいただきながら、洗濯などを繰り返すことにより徐々にかすかな色褪せも期待できます。長い時間をかけて、まさにヴィンテージの風合いを帯びた美しいTシャツへと変化していくことでしょう。Doozyができるまで−詳しくはこちら
ロッコ・フランシス・マルケジャーノ(ロッキー・マルシアノ)- 1923年9月1日、マサチューセッツ州ブロックトン生まれ。”ブロックトンのブロックバスター”と呼ばれた彼は6度のタイトル防衛(そのうち5回はノックアウト勝ち)に成功し、雑誌「The Ring」では1952、1954、1955年に”ファイター・オブ・ザ・イヤー”に選ばれる。49勝0敗のうち42戦がK.O.勝ちというプロフェッショナル記録を残し引退。轟く鉄拳、驚くべき闘志と根性、そして「Suzie Q」は彼のホールマークである。
'One Fifty' t-shirt
Doozyのペアリリースは‘One Fifty’で幕を開けます。1950 年代にインスパイアされたこの大胆なデザインは、かなり長い間見かけなかったタイプ。プリントデザインとしてのバランスを保ちながら、スリムで広い衿ぐりのこのカスタムカットTシャツを魅力的に仕上げています。
スタイリングやイメージの話はさておき、Tシャツに使われているオーガニック生地自体に触れないのはどこか非常に間違っているような・・・ということで、ここでちょっとだけ技術的なアレコレにお付き合いを!
糸が繊細である程1インチ角で使われる量は多くなり、よって密度の高い織物になります。ここまでは大丈夫ですよね?この‘糸の数’を業界では《コットンカウント》と呼び、そして、このコットンカウントというものが私たちにとって非常に大切なものなのです。Tシャツの標準値が20から40であるなか、Doozyで使用する生地はコットンカウント60。これは生地が《極めて》きめ細かくやわらかいことを意味します。
そしてまだまだその先が。Doozyの‘60/2コットン’の‘2’は各糸が‘S’と‘Z’の形によられた(それぞれ逆方向にねじられた)より糸が2本一緒にねじられているということを示します。これが、よりバランスのとれた、極めて強度が高く、決してほどけることのない糸を作り出すのです。
‘One Fifty’から始まるDoozy Inc.のTシャツは、着心地がよく、それでいてデザインの優れた、耐久性が高く型くずれしない、そんな品質をこれからも保ち続けていきます。 Doozyができるまで−詳しくはこちら
'Dharma Blue' sweatshirt
冷たい季節の到来を迎え、DoozyのオーガニックTシャツの中でもトレードマークとなるこのTシャツと共に、2014年秋/冬を温かく包んでくれるアイテムがファーストリリースを迎えます。
年末にかけて次々と予定されているリリースに興奮が抑えきれません!その最初を飾るのは、Doozy Inc.ペアリリースのデビューを担う手染めの’鉄紺’生インディゴ、326g/m2オーガニックコットンのスウェットシャツ。
ヴィンテージスタイルの無駄のないフォルムに、通常のスウェットシャツよりも少し長めにカットされたボディとラグランスリーブ。着る人によって、腕に特徴的な‘たるみ’を生み出します。
伸縮性を必要とするような激しい動きをしているとき、また、たとえば二輪車に乗るときなど、‘機能的’であるはずのスウェットシャツがずり上がって手首や背中から肌が露出されていく様子に、しばしば絶望感を味わいますよね。 そこでDoozyの‘Dharma Blue’はユニークに仕立てられ、この全身に寒さを送るすきま風をシャットアウトするように作られました。
Doozyは、このヴィンテージの魅力に満ち、深く鮮やかな‘藍染め’の青をもつ‘Dharma blue’(詳しくは‘Dharma Blue’プレスリリースへ) からコラボレーションラインのファーストロットをスタートします。
150着限定のスウェットシャツ。問い合わせは多かったですが、今回は公平に。事前予約は行わないでの販売となりました。コレクターズピースになること必至のこのアイテム。完売となる前に手に入れてくださいね! Doozyができるまで−詳しくはこちら