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Doozyスウェットシャツのお手入れについて

Doozyスウェットシャツはその大胆で鮮やかな色合いも素晴らしいですが、自然なプロセスの中で生じていく‘色褪せ’もまた美しいものです。着てくださる方とスウェットシャツの共に歩む道のりが刻まれていくように思います。

お買い上げいただいた時の風合いをできるだけ長く楽しみたい場合は、お洗濯は水での手洗いをお勧めします。深い青を長持ちさせ、縮みを最小限に抑えることができます。ドライクリーニングは、技術に定評があり信頼のおけるクリーニング店でのみ利用ください。

初回着用前に単独で水洗い、乾燥してご利用になる方もいらっしゃいます。これは一緒に着ている他の服に色移りしてしまうような余分な染料を落とすためです。しかしインディゴ染料は貴重であり、藍本来の風合いを愛する藍染めファンの多くは洗濯の回数自体を極力減らす方を好み、普段から衣類用除菌消臭スプレーなどで手入れをして清潔な状態を保つよう努めています。

どう着ていただくかはもちろんお客様におまかせすることになりますが、参考にしていただけるよう、ベストの状態をできるだけ長く保つポイントを下記にご案内いたします。

スウェットシャツの洗い方

1- お洗濯は単独で

インディゴは天然の染料ですので、ご購入後のお洗濯で色が出ます。ほかの洗濯物と一緒に洗いますと色移りの可能性がありますので、単独で洗うことをお勧めします。数回洗った後でもまだ洗濯水が薄く色づくことがあります。また、乾いた状態でも場合によっては色移りすることもあります。

2- 大きなプラスチック容器かバスタブを使って平らな状態に。裏表にして洗う

洗濯の際には大きな容器かバスタブをお使いください。均一に洗える上、繊維の内部までくまなく洗濯水を浸透させることができます。

洗濯、乾燥は衣服を傷つけますが 、裏表にすることでそのダメージをいくらか軽減できるほか、繊維の毛羽立ちや毛玉ができるのも防げます(ニットや織物のようにスウェット生地にも毛羽立ちや毛玉ができます)。

3- 必ず水洗いで!

広く知られていることですが、洗う水の温度が高ければ高いほど縮みや色落ちは大きくなります。必ず水を使いましょう。

4- 洗剤を使うべきか否か、それが問題だ・・・

使う人は使う、使わない人は使わない。結局のところ、人それぞれということのようです。

最近では洗剤の質も格段に上がり、温かいまたは熱いお湯でのみ見られた効果が水洗濯でも出る様になりました。洗剤を使う場合には、おしゃれ着用洗剤などデリケートな衣類洗濯用*の物をできるだけ少量使用してください。

*ミネラル分を多く含む硬水での洗濯はインディゴ染料に影響を与える可能性があります(特に通常の洗濯用合成洗剤を使用した場合)。洗剤が洗濯後も生地にとどまり、くすみの原因にもなります。インディゴの色合いを保つため、ご使用の際は水中でミネラル分と反応する可能性が低いもの、色落ちを抑える表記のあるものをお選びください。

Doozyのお勧めはお酢(ホワイトビネガー)を使ってのお洗濯です。インディゴの色合いを鮮やかに保つだけでなく、天然の柔軟剤、消臭剤としての効果があります。お酢は古くから料理や掃除、医療に使われてきました。お酢のpH値は2.4で、この強い酸が色褪せを抑制します。1カップ加えるだけで洗剤を使用した際に残ったアルカリ分を分解させ、より長く藍色を保つことができます。洗剤を使われる方も、時にはお酢洗濯をされてみてはいかがでしょうか。

漂白剤は絶対に使用しないでください。漂白剤の入った洗剤にも注意しましょう。色ムラの原因になりますし、天然素材の生地にダメージを与え劣化を早めます。

生粋の濃染インディゴ。褪せながらうつり変わるDoozyの‘鉄紺’

5- 優しくもみ洗いをして、数分で水切りを

長い時間水に浸しておくのはお勧めしません。最初の数回の洗濯においては水洗いを短時間行っただけでも少々の縮みが起こる場合があります。必要以上長い時間水にひたしておくことは、いずれは何らかの問題やダメージを引き起こしかねません。

6- 最後はきれいな水ですすぎを。絞らないで!

7- 風通しの良いところで平らにして陰干し

色ムラを起こさないため必ず平らにして乾かしてください。また、しわのないよう広げて干しましょう。 ご存知の通り直射日光は色柄物を退色させます。日陰で乾かしましょう。 暖房器具や乾燥機を使用しての乾燥は絶対にやめましょう。フィット感やフォルムをくずす原因になります(あえて縮ませたいという時にも、乾燥機では全体的にバランスの取れた縮小は期待できません)。

- アイロンは?

掛けない方が良いでしょう。

どうしてもアイロンを掛けたいという時は、アイロンの温度を低温〜中温に設定し、タオルなどで当て布をしながらスチーム機能を使用してください。

衣服にアイロンをかける際は常に目立たない部分(背中側の裾部分など)から掛け始め温度の確認をします。生地の表面がテカテカと光るようであれば温度設定が高すぎます。

※アイロンによる損傷については、Doozyでは責任を負いかねます。

- シミ取りは?

うっかり付けてしまったシミを、その部分にだけ石けんや洗剤を使用して取ろうとするのはお勧めできません。その部分だけインディゴが抜けバランスの悪い色褪せになってしまう場合があります。シミが付いたらすぐに紙ナプキンなどでたたき、シミをできるだけ取り除きます。その後、少量の水をつけて汚れをたたき落として乾かします。

Doozyのユーザーからは、シミは炭酸水で落ちるという報告が多く寄せられています。炭酸の泡にシミの成分を浮き上がらせる効果があるようです。実際に私たちで試してみた際にも、確かに良く落ちました。

最後になりますが、もし赤ワインをこぼすような不運に見舞われてしまったら、それはもう新しいDoozyを購入するチャンスと割り切りましょう!グラスにワインを注ぎ直して、続きを楽しんで!

ご不明な点やご質問がありましたらDoozyまでお問い合わせ ください。さらなる洗濯のコツや成功例のご報告もお待ちしています!